管理職研修には古典が有効

最終更新日 2024年3月27日 by newsring

変化する社会情勢に対応する形で、今多くの会社でも社員の質の向上が求められています。

その中で、平社員に対する研修は基本的な所作を教育するだけですから簡単かもしれませんが、管理職に対する研修はどのようにしたらいいのか頭を抱えている会社も多いのではないでしょうか。

なぜなら、定型的な業務を行えばいい一般職と違い、管理職には状況を適切に判断する能力や、組織を運営する能力などが求められるためです。

なかなか文章に落とし込めるノウハウというものもすくないですし、教える側も、本当に自信があるかといわれると悩んでしまいます。

ある意味教えることなんてできない問題なのではないか、などとも思ってしまうほどの管理職研修ですが、実はぴったりな教材があります。

ここでは、管理職研修に活用できる教材と、その活用方法についてご説明したいと思います。

ぜひご参考になさっていただき、皆さんの会社の中でも活用してみてください。

では、どんなものを教材にすべきかというと、それは「古典」でしょう。

古典といっても源氏物語や枕草子などではなく、孫子、呉子など中国の歴史上の古典ですね。

そもそもこうした古典は、当時の王侯貴族にとっての帝王学の教科書でもありました。

人間とはどのように動く存在か、どのようにすれば戦争に勝つことができるのか、どんなことに気を付ければ失敗しないのか、そういった長い人間の歴史の中で発見されてきた法則がいくつもちりばめられているのです。

こうした古典をしっかりと理解し、自分のものとすることができれば、必ずや優秀な管理職となることができるでしょう。

実際に管理職研修を行うに当たっては、ただ単純に古典の内容を伝えるだけではなく、ケーススタディなどを用いてディスカッションなどを行うことも重要です。

状況をきちんと把握し、それに適切に対応する力、これはなかなか難しいですが、この方法ならば、きっと伝えられるのではないでしょうか。